Diary 2005. 3
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3月3日 (木)  つばき

先月の25日に手にして以来なかなか出番のなかったNikon D2Xであるが、今日になってようやく最初のカットを撮ることができた。赤坂の編集部のI井氏に「やっぱり最初のカットは風景だよね」などど豪語してしまったものだから、なにがなんでもそれなりの風景と思っていたのだが、いざふたをあけてみるとナンバー001は「だるま」が写ることとなった。まあ、縁起物だからいいかなどと自分自身を納得させてもみる。実は今日は深大寺のだるま市。ここ数年、神代植物公園の梅撮影ついでに毎年だるま市に寄ることにしている。どのだるまも実に表情が豊かで、どれひとつとして同じ顔がないのも面白い。
 神代植物公園の梅の咲き具合は、いまひとつぱっとしない状態。まだつぼみの梅もあればピークをとうに過ぎてしまっている樹もある。どうも、一斉に開花してくれていないようだ。そんなわけで今日の1枚はつばき。おニューのレンズは、なかなかぼけ味もよろしい。

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3月2日 (水)  ドラゴン

1月25日のダイアリーで「書き物に追われている毎日。その成果が3月中旬にお見せできる」と言い、2月10日には「非常にいい感じに仕上がってきている」と書いたムックの色校正を見に、人形町にある日本カメラの編集部を訪れた。担当のO澤さんから大量の色校正紙を受け取り、目を通したのだが、デジタルデータの仕上がりも良く、とても満足のできるものだった。

「萩原史郎・萩原俊哉の一眼レフテクニック 四季の風景を写す 35ミリ・デジタル・645カメラで写す自然風景」というタイトルで今月の中頃に発売されます。店頭で見かけたら是非手にとって眺めてください。気に入ったら、お買い求めいただけたら幸いです。詳細はおってご報告いたします。

ダイアリーの写真は、編集部の横にある中華料理屋の入口で向かい合う二匹のドラゴン。なんとなく、縁起が良いような気がして撮らせていただいた

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3月1日 (火)  

 今年は寒い日が続いているためか、花の開花が例年とは微妙に異なるようだ。先日訪れた南伊豆の河津桜にしても、今日訪れた国営武蔵丘陵森林公園の梅林にしても、一斉開花が難しいのではないかと思えてしまう。一本の樹には、萎れた花と、花盛りの花と、蕾が混在して、視野を広げればエリア内でも樹によって花の咲き具合が異なって一面の満開という風情が楽しめない。でもまだ桜はこれからだから、どこかのタイミングで一気に暖かくなって、それが続けば桜は逆に一斉開花になるのではと、淡い期待を抱いている。

キヤノンEOS-1Ds MarkII/EF70-200oF2.8L IS USM

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